大川隆法総裁「発展思考」より

（書籍『大川隆法 初期重要講演集 ベストセレクション⑦ 許す愛』所収）

私の目にはこの地球のみならず、この太陽系も宇宙も、永遠の時を刻みつつ押しては引いていく波のように見えるのであります。ああしかし、あなたがたのうちのいったい幾たりの人が、私の言っている「その無限の時間を自らも生きてきた人間である」ということを知っているだろうか。また信ずることができるであろうか。 あなたがたの多くはあまりにも この「地上」というものを「この世」というものを自分の立脚点として考えすぎているのです。しかし、よくよく私の語る言葉に耳を傾けていただきたいのです。繰り返し繰り返し説き続けてきましたように、私たちは本来、霊的なる存在であるのです。この肉体に宿っているところの高貴なる存在こそが、私たちの本質であるのです。 まず「神」があったのです。神は念いによって宇宙を創られたのです。そのなかに、この太陽系もありこの地球もあります。そしてまた、念いによって「われのごとく自由に考えうる存在よ出でよ」と願われて、そして 人類の祖先たちが生み出されたのです。 神は人類に「永遠の生命」を与えられました。私たちは「粘土細工のようにたまたまつくられ、たまたま壊れ去っていく存在」ではなくて、「永遠に生き続けることができる魂」であるということを自覚するということは、人生の価値がまったく違います。 この地上というものは、たとえみなさまがたの目にはどのように生まれ故郷のように見えても、これは消えていく場所であるのです。あなたがたには本来住むべき「魂のふるさと」というものがあるのです。そこを何十年か前に旅立って、この地上に生まれてきたのです。