1363回(2017-11-12 09:00:51)
幸福になれるチャンスは、誰にだってある
「結果の平等」ではなく「チャンスの平等」を
【今回のポイント】
◇結果平等にひそむ“落とし穴”
◇幸福になれるチャンスは誰にでもある
◇幸福の「パイ」は何枚でも作れる
◇成功者を祝福するカルチャーを
誰もが、差別されず、自由に、幸福に暮らせる社会――。それを否定する人はいないでしょう。でも、民主主義の世界では、ときに、少数の意見、弱い立場の人の意見がなおざりにされ、結果として、“不平等”が生じてしまうこともあります。そうしたことを目の当たりにし、その“痛み”を知っている人なら、「不平等はいけない」「誰もが平等に扱われる世の中にしなければ」――そう思うのは、当然のことでしょう。ちょっと待ってください。ここに、ひとつの“落とし穴”があります。なぜなら、誰もがよいものと信じて疑わない、この“平等”という価値観にも、実は二種類あり、誤った平等観を持っていると、逆に人間を不幸にしてしまうことがあるからです。今回は、この“平等”という価値観をテーマに、「人間を幸福にする正しい平等観とは何か」について、仏法真理から学んでいきます。