1263回(2015-12-13 09:00:27)
真実を見抜くまなざし
物ごとを「正しく見る」ための心構え
情報が溢れ、また価値観が多様化している現代。日常生活の中でも、仕事や日々の人間関係の中で、ある出来事や、あるいは人物に対して、その本質を見抜いたり、問題に対する「答え」を出すことは、とても難しいことです。今日の番組では、情報の波に翻弄されずに、より良く、より深く、より正しく、世の中を見渡せるようになるためのヒントを、仏法真理の書籍からご紹介します。
物ごとを「正しく見る」ための心構え
現代の「知的巨人」が説く、ワンランク上の読書法
蜂は暗闇の中で蜜を作る
世の中のことが分からなければ、宗教本来の仕事である「人を救う」ということができなくなります。人々がどんなことに興味を持ち、どんなことに困っているかを知る必要があります。しかし、情報が氾濫し、消化不良になってしまったら、新しいものを生み出すことはできません。情報収集と一定の情報遮断、これを使い分ける必要があります。
「考えを深める」心掛けを習慣に
目や耳を通じて集まった情報が自分で使えるレベルになったものを知識といいます。そして、経験に裏打ちされ人生観を高めるレベルにまでなったものが智慧です。この智慧を得るということが、人生の目的のひとつといえるのです。
一冊の本にかける時間を見切っていくことが大切
読書の方法には、多読と精読とがあります。情報の網を張るためには多読、網にかかった重要な本は精読――この相反する二つの読み方を上手に両立しながら、自分にとっての愛読書を見つける、それが読書の王道といえます。